選定ポイント

シンクライアントには多くの方式があり、その数は現在でも増え続けています。
自社が目指すすべての目的を達成できるシンクライアントを見つけられるのが一番ですが、
その中から最もマッチしたものを選ぶポイントをご紹介します。

■大きな目的の設定
シンクライアント導入においての選定でまず決めておきたいことは、その目的です。
セキュリティー対策のため、コスト削減のため、または既存のネットワークをより活かすため、
など企業によって様々な目的があるはずです。
大きな目的を確認するには経営陣の意向の確認はもちろん、企業全体の経営指針を踏まえる必要があります。

■細部の問題点、改善点の見直し
次に、細部にわたる導入目的を洗い出します。
セキュリティー対策ひとつとっても、営業担当者が気軽に持ち運びができるシンクライアントが望ましい場合や、
営業担当者の物理的な負荷を減らすために持ち運びはせず、企業が所持する端末数そのものを
減らしたいという場合もあるでしょう。
シンクライアントには遠隔操作を基本的な方式とする「仮想PC方式」「ブレードPC方式」「サーバベース方式」
といった「画像転送方式」と呼ばれる方式や、アプリケーションやデータの処理をそれぞれの端末で行う
「ネットワークブート方式」など、数々の方法があります。
自社の現在までの業務形態とITに関連した問題点を洗い出し、
どの方法が最も適しているのかを将来までの展開を見据えて検討する必要があります。

■業者の選定
シンクライアント製品のサービスを開発・販売している業者が増えています。
できる限り多くの業者と接し、コスト面、サービス面はもちろん、今後自社の規模が変化していく場合に
フレキシブルな対応が可能かどうかなど、現在の問題点だけでは見えない部分についても相談し、
自社にとってベストな業者を選びましょう。


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